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家族葬〜故人が残してくれる貴重な体験〜

家族葬儀の特徴とネーミングの由来

家族葬とは、葬儀社によって提供される、葬儀手法の1つです。
10年前には、言葉自体を聞いたことがないという人がほとんどでしたが、近年の葬儀方法の代表格になりました。
特徴としては、近親者のみで行うこと、身近な友人、知人も参列してそのほとんどが火葬場まで共に行くこと、儀礼的な弔問は受けないこと、通夜と告別式を少人数で行うことなどが挙げられます。
一般の会葬者への心遣いが必要なく、故人との別れをじっくり確保できるため、家族葬という名前がつけられました。

家族葬が選ばれる理由

選ばれる理由として、故人が高齢のため知人友人が少ない、故人の希望(遺言)でこじんまりと行いたい、費用が抑えられるなどが挙げられます。
一方、故人の希望での家族葬であっても「なぜ知らせてくれなかった」と、後日弔問客の応対が必要になってくることや、多くの人に来てもらうという習慣を大切にしている親族に家族葬で行うことを周囲に説明し理解を得る必要があること、などのデメリットもあります。

家族葬が死者への尊厳を教えてくれました

近年、日本の医療は目覚ましい発展を遂げ、世間は高齢社会になりました。
そのため、中学生、高校生になっても親族に不幸がなく、「死」を知らない若者たちがいることも事実です。
人が人になったのは、他者の死を見て「いずれ自分にも死がやってくる」ことを認識したときからだと言われています。
生物学者によると、自分の死を予見できる生物は人間だけだそうです。葬儀において、家族の死を知ることは、特に子どもたちにとって貴重な経験です。
しかし、静かな葬儀でなければ、家族の死を実感することはできません。
近親者で行う家族葬は家族がゆっくりと故人の死を悼み、同時に自分の死や生を考える貴重な体験となり、セレモニーとして実施されてきた葬儀と違い、大きな意義が見出せます。

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